おまたせしました! この夏、フォントワークス公式noteが始まります
はじめまして。フォントワークスnote編集部です。
2022年夏、このたび公式noteをスタートすることになりました!
これからnoteを通して、フォントの開発秘話や、デザインに活かせる情報をお届けしていきたいと思います。
フォントワークスって?
フォントワークスは1993年に創業し、来年30周年を迎えるフォントメーカーです。
「もじと もっと じゆうに」をタグラインに掲げ、創作活動の幅を広げる個性的なフォントを生み出しています。
フォントワークスのフォント
とりわけ目に留まりやすい活用事例は、アニメやテレビ番組のテロップでしょうか。その中でも「こんなにもフォントに注目してもらえるとは」と社内で驚きの声が上がったのは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で使用された「マティス-EB」です。
同様に、アニメ『キルラキル』では「ラグランパンチ」を効果的に使っていただき、たくさんの方にフォントを楽しんでいただけたことを大変嬉しく思っています。
※2017年の掲載記事「ラグランパンチ アニメ:キルラキルで行われた文字表現」
映画がお好きな方は、字幕で「ニューシネマ」が使われているのをご覧になっているかもしれません。
「ニューシネマ」は、多くの映画字幕を手書きで制作された佐藤英夫さんのデザインをもとに制作されました。(ご興味がある方は、佐藤氏を迎えて行われたインタビュー「映画字幕書体を語る」をぜひ読んでみてください。)
他にもゲーム作品や、広告・エディトリアルなど、様々なシーンで多くのデザイナーの方々にご利用いただいています。
特に書体デザイナー 藤田重信による筑紫書体シリーズは、たくさんの方に愛され、活躍しています。最新作の「筑紫AMゴシック」では、これまでの⾓ゴシック体とは⼀線を画す、かっこいいのに可愛らしい、革新的な書風が生まれました。
さらに日常の中では、家電・電子機器やソフトウェアのインターフェースで知らず知らずのうちにお目にかかっていることもあるでしょう。例えば、Kindle電子書籍リーダーで読書をされている人は、フォントの設定で「筑紫明朝」を選ぶことができます。
※使用事例をもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。
フォントワークスのフォントを使うには?
上でご紹介したようなフォントワークスのフォントは、年間定額制フォントサービス「LETS」や、Webフォントサービス「FONTPLUS」でご利用いただくことができます。
よりたくさんの方々にフォントを使っていただきたいという思いから、2018年には「ちょうどいい文字を ちょうどいい価格で」使えるサービス「mojimo(もじも)」もリリースしました。マンガへの文字入れや動画配信など、使用シーンに合わせたフォントのセレクトパックをお手頃な価格でご利用いただけます。
このように、あらゆる作品、情報、テクノロジーと皆さんの生活を優しく結ぶ存在を目指して、日々フォントや文字が持つ可能性を探し続けています。
公式noteでお届けしたいこと
フォントワークスのとある書体デザイナーは、「フォントで日常生活を豊かにしたい」と話していました。彼らは、長い時間をかけて一文字一文字に愛をこめながらフォントを作り上げています。そうして作られたフォントは、デザイナー/クリエイターの方々のおかげでたくさんの人の元に羽ばたいていきます。
テレビや漫画にYoutube、ふらっと立ち寄ったコンビニなど……フォントは日常の中でたくさん目にするものです。そんな何気ない景色の中に、フォントを作る人/使う人のこだわりを見つけるのは、とても楽しい瞬間です。
だからこそ、フォントを意識していなかった方にも、フォントが大好きな方にも、もっとそんな瞬間をお届けしたい……そんな思いで、知的好奇心にピピッとキャッチしていただけるような情報を発信していきたいと思います!
現在、このような記事の企画・執筆が進行中です。
熱く語りたい! フォントの偏愛トーク
デザインの幅がグッと広がる、フォントのワザ
書体デザイナー陣によるクロストーク
お盆明けから少しずつ公開していきますので、もうしばらくお待ちください!
これから、フォントと文字がもっと楽しくなるような場所をみなさんと一緒に作っていけたら嬉しく思います。
フォントワークス公式noteを、どうぞよろしくお願い致します!