フォントワークス公式note、リニューアルです!
お久しぶりです。フォントワークスnote編集部…
改め、フォントワークス×Monotype note 編集部です!
既にご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、フォントワークスは2023年7月に米国タイプファウンドリーMonotypeへ傘下入りしました。
それに伴い、公式noteもリニューアル。
今後はMonotypeの情報もあわせてお届けしていきたいと思います。
Monotypeって?
Monotypeは書体の制作・販売を行う、書体のスペシャリスト。
Monotypeが独自で所有するライブラリ数は40,000以上、また4,500以上のファウンドリーと提携することで、27,000を超える書体を提供しています。
MonotypeといえばHelvetica?
Monotypeという名前を聞いたことがない方でも、「Helvetica(ヘルべチカ)」という書体名はご存じなのではないでしょうか。
そう、Macのシステムフォントに採用されたこともある書体です。
今回はMonotypeの代表書体のひとつ、Helveticaについてご紹介いたします。
スイスのマックス・ミーディンガーとハース活字鋳造所のプロジェクトチームの手によって誕生したHelveticaは、ステンペル社とライノタイプ社のマーケティング戦略のおかげで、世界で最も有名で人気のある書体のひとつとなりました。今やHelveticaは多くのデジタルプリンタやオペレーティングシステムにとって、なくてはならない存在です。
Helveticaのもともとの字形はライノタイプ自動鋳造植字機向けに調整がされていました。Helveticaは長い年月の間に拡張され、ウェイトのバリエーションも増えましたが、互いの調和は取れていませんでした。
1983年、ステンペル社はライノタイプ社向けにHelveticaをデジタル改刻したNeue Helveticaを制作し、ファミリーに拡張しました。現在は51種類のウェイトで構成されています。
そんなNeue Helveticaのリリースから60年。HelveticaはNeueからNowへ進化を遂げます。そのお話については後日改めご紹介しましょう。
Monotypeの書体を使うには?
Monotype LETSは、Monotype 株式会社の豊富なフォントライブラリーからセレクトされたおよそ10,000書体の欧文/多言語フォントを年間契約で利用できる年間定額制フォントサービスです。今回ご紹介した Helveticaはもちろん、Frutiger、Optimaなど世界的に有名かつ高品位な欧文書体や、豊富な多言語書体をご利用いただけます。
フォントワークスとMonotypeとが一体となって、今まで以上に書体と文字がもっと楽しくなるような場所を作っていけたらと思います。
これからもフォントワークス×Monotype公式noteを、どうぞよろしくお願い致します!